JJ1017に関するJSRT学術調査研究班の研究協力のお願いです。
JJ1017指針の普及を願い,2年間限定で放射線検査項目マスタの実態調査とデータベース構築に関する研究班を立ち上げました。
『HIS, RIS, PACS, モダリティ間 予約, 会計, 照射録情報連携 指針(以下、JJ1017指針)』は,本学会が管理している放射線検査項目マスターであり、2011年には厚生労働省の標準規格にも認められています。初版が策定されてから20年が経緯しましたが、未だ多くの施設で独自に作成された放射線検査項目マスタを利用しているケースが多く見受けられ、JJ1017指針の採用が進んでいない状況であります。J1017指針の普及は、粒度の細かい統計データの収集や放射線画像検査の標準化、さらに施設を超えた業務量調査などに加え、線量データと絡めることでコード単位での線量情報の比較が行えるようになり、診断参考レベル(DRLs)の精度向上にも繋り、医療における情報活用の推進に寄与できると考えます。
本研究では、さまざまな医療機関で利用されている放射線検査項目マスタの収集・分析を実施し、JJ1017指針を多くの医療機関に即した放射線検査項目マスタに発展させ、各施設が採用しやすい形で提供できるデータベース構築を図ってまいりたいと考えております。つきましては、本研究にご同意いただき、参加協力してくださる施設の募集を行います。多くの施設から放射線検査項目マスタを取得する必要があり、1施設でも多くの施設の協力が必要です。
〆切は11月30日です。お勤めの施設で「J1017指針を採用している」「施設独自の放射線検査項目マスタを採用している」どちらでも構いません。
詳細は https://www.jsrt.or.jp/data/news/52404/ をご確認ください。多くのご施設の参加をよろしくお願いします。